- 2022.04.30
- スキンケア
シミ、シワを防ぐ食生活
暖かくなり過ごしやすい季節になるとともに、急激に増えてくるのが紫外線です。5月は一年の中でも特に紫外線量が多いといわれています。紫外線は日焼けの原因となるだけでなく、浴び続けることでお肌にダメージを与え、シミやシワを増やします。シミやシワをつくらないためには、毎日日焼け止めクリームを塗る、出かけるときには日傘をさすなどの対策で紫外線をガードするとともに、日々の食事で体の内側からエイジングケアをしましょう。
- シミが出来る原因は活性酸素
- 活性酸素の生成を抑える(抗酸化作用)栄養素とは
- シミの予防にオススメの食材
1.シミが出来る原因は活性酸素
シミやシワはお肌が酸化することによって増えていきます。
お肌の酸化反応は、エネルギーをつくる際に老廃物として生成された活性酸素によって引き起こされます。
活性酸素の生成は生物が生きていくうえで自然な反応で、殺菌力が強く、体内では細菌やウィルスを撃退する役目をしています。
けれども同時に、肌老化やガンの原因にもなります。
過剰な活性酸素を作らないためには、ストレスをためない、良質の睡眠をとるようにするなどの他、バランスのとれた食生活を送ることが大事です。
2.活性酸素の生成を抑える(抗酸化作用)栄養素とは
活性酸素の生成を抑える(抗酸化作用)栄養素としては、βカロチンやビタミンEがあげられます。
また、酸化して濃くなった黒色メラニンを元に戻す(還元)作用があるビタミンCはシミ予防に有効です。
さらに、シワを防ぐためには、鉄分とともに良質のたんぱく質をしっかりとりましょう。
逆に脂質の多いもの、アルコールの摂りすぎには注意が必要です。
脂分をとりすぎると体内で脂肪分が酸化するため、抗酸化物質が消費されてしまいます。
アルコールの摂りすぎは、美肌に大切なコラーゲンやエラスチンなど弾力成分の代謝を抑制してしまいます。
3.シミの予防にオススメの食材
βカロチンはプロビタミンAと呼ばれ、多く含む食品は、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜です。
βカロチンはそのままでは吸収されにくいのですが、油脂で調理することによって吸収率が高まります。
適度な植物性オイルで炒めたり、ドレッシングをかけたサラダにして食べたりすることがおすすめです。
ビタミンEを多く含む食品は、卵、アーモンド、うなぎ、アボガドなど。
酸化しやすい性質があるため、鮮度の良いうちに食べましょう。
ビタミンCは、は果物、特にキウイフルーツや、かんきつ類、いちごなどに多く含まれます。
ほとんどの野菜にも含まれ、特にパセリ、ブロッコリー、サツマイモなどに多く含まれています。
ビタミンCは水溶性のビタミンのため、体内に溜めておくことができず、毎日摂る必要があります。
また熱に弱いため、調理する際に含有率が減ってしまいますが、野菜などは生で食べるよりも茹でたほうがたくさん食べられるため、お浸しやスープなどがおすすめです。
良質のたんぱく質は、赤身の肉や鮭、マグロなどの魚、卵、大豆製品などから摂れますが、特に牛スジや手羽先は、お肌の弾力やうるおいに大切なコラーゲンを多く含むので、時々お料理に取り入れてみてください。
鉄分も肌の弾力には大切な栄養素です。皮膚でコラーゲンが生成される際に鉄分が必要とされるからです。
多く含む食品は、レバーやひじき、牡蠣などの魚介類です。
鉄分は特に不足しがちな栄養素と言われています。
女性に多い貧血の予防にもつながるので、普段から意識して摂るようにしたい栄養素ですね。
また同じくコラーゲンの生成にはビタミンCも欠かせません。
シミ、シワともに、ビタミンCは強い味方です。
- βカロチンはにんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜
- ビタミンEを多く含む食品は、卵、アーモンド、うなぎ、アボガドなど。
- ビタミンCは果物、パセリ、ブロッコリー、サツマイモなどに多く含まれています。
- 良質のたんぱく質は、赤身の肉や鮭、マグロなどの魚、卵、大豆製品
- 鉄分は、レバーやひじき、牡蠣などの魚介類
食事は1日や2日ではその効果を感じることが少ないかもしれませんが、毎日意識することで数年後のあなたは必ず変わってきます。一食一食の積み重ねで新しい体は出来ています。ぜひこれらのことを覚えて、いつまでも若々しい体を保っていきましょう。