- 2020.05.09
- スキンケア
首元のスキンケアでマイナス5歳見え
毎日欠かせないお肌のお手入れ。
しかし、首元のケアは見落とされがちです。
首は顔よりも皮膚が薄くデリケートな部分。
「首を見れば年齢がわかる」と言われる通り、見た目年齢にも大きく影響します。
首元のケアの重要性と、ケアの方法についてお伝えしていきます。
- 首にシワができる理由
- お顔と首の皮膚の違い
- 首元のスキンケア方法
1.首にシワができる理由
首にできるシワと言えば横に大きく走ったものをイメージしますが、実は「縦ジワ」「横ジワ」の2種類があります。
横に大きく走ったシワはそのまま横ジワといいます。
若い人にも多く、普段何気なく行っている動作で同じ位置にシワが入り、定着してしまいます。
特にスマホなどを見るときの姿勢で下を向くような状態が続くと出来やすいため、「スマホジワ」とも呼ばれるようです。
縦ジワは顎下あたりにできる縦に細かいシワのことです。
こちらは主に加齢によるところが大きく、30代以降に現れることが多いようです。
お肌の弾力のもとであるコラーゲンの減少、乾燥などが原因です。
- 姿勢が悪く前屈みになっていることが多い
- 枕が高すぎて就寝時に顎が下がってしまっている
- 紫外線による光老化と乾燥
- コラーゲンの減少
2.お顔と首の皮膚の違い
そもそも首の皮膚はお顔と比べるととても薄く、元々のコラーゲンも少ないためハリが失われやすくなっています。
お顔の皮膚は、真皮層と筋肉、骨が靭帯でつなぎ留められていますが、首の皮膚には靭帯がないため伸びやすく、また、ダメージを負いやすくなっています。
つまり、ハリ感の低下や筋肉の衰えも、お顔よりも首の方が出やすくなっているのです。
どれだけ首元のケアが重要なのかがよくわかりますよね。
また、首には顔の約2倍の汗腺があり、汗をかきやすいためうるおいを感じやすいのですが、汗が表面の水分を奪うことで肌内部の水分が奪われて、より乾燥しやすくなります。
「ついで」にケアをするのではなく、首元とお顔は一枚皮である意識を持ってスキンケアを行いましょう。
3.首元のケア方法
まず第一に、首元にもしっかり日焼け止めを塗ること。紫外線は日焼けだけではなく、たるみやシワなどの老化を招きます。
そしてお顔と同じくクレンジングも行うようにしてください。
お顔に塗ったファンデーションは汗で首元まで流れています。
力は加えず、優しくクレンジングしてあげることでくすみが取れて肌色が明るくなります。
洗顔後は、お顔と同じケアを行いましょう。
ネックケア用の化粧品も販売されていますが、特別必要ありません。
普段使っている化粧水、美容液、クリームをお顔と同じように塗布するだけで十分です。
お顔に塗って余ったものを伸ばすだけでも良いのですが、量が少ないと摩擦になり、結果的にたるみやシワを招きます。
首のシワを伸ばすように意識して、十分な量を塗るようにしてください。
また、老廃物を流すリンパマッサージもシワの予防改善に効果的です。
マッサージを行う際はオイルやクリームを使用します。
顎下のくぼみから耳の下のくぼみまでリンパを流し、そこからまずは鎖骨まで流します。
さらに鎖骨の下から胸筋を通って脇の下まで流し込むと、鎖骨下リンパ節、腋窩(脇の下)リンパ節の滞りも流すことができます。
基本的には首のケアはお顔と同じです。
毎日のスキンケアをほんの少しアップデートして、「デコルテまでお顔の一部」という意識で
ケアをしましょう。
継続してケアをすることでシワの予防はもちろん、出来てしまったシワも薄くすることができます。
これから薄着になる季節に向けて、ぜひ首元のケアを取り入れてみてください。