- 2023.12.11
- スキンケア
顎ニキビ繰り返すのはなぜ
皆さんは、繰り返す顎ニキビに悩まされてはいませんか。10代の頃には頬にできやすかったニキビが、20代以降になると顎や口周りにできやすくなってきます。繰り返す顎ニキビ、なんとかしたいですよね!
1.顎のニキビの原因は?
10代の頃にできる思春期ニキビの原因は、過剰な皮脂分泌によるものがほとんどですが、20代以降にできる大人ニキビには、不規則な生活や精神的なストレス、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因が関係しています。これらが、肌のバリア機能の低下や乾燥、ターンオーバーの乱れを引き起こし、お肌は不安定な状態に。古くなった皮脂や角質が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビへとつながります。
顔の中でも顎は、皮脂分泌が多い一方、汗腺が少なく乾燥しやすいパーツです。お肌は乾燥をカバーしようとより多くの皮脂を分泌するため、毛穴詰まりが起こりやすくなります。また、手や髪の毛、マスクなど外部からの刺激を受ける機会も多いことも、顎のニキビを繰り返しやすくなる原因です。
- 大人ニキビはさまざまな要因が関係している
- 顎は皮脂分泌が多く乾燥しやすい
2.顎ニキビができてしまったら
顎にニキビができてしまったとき、触ったり過剰な洗顔をしたりするのはNGです。誤ったケアはニキビを悪化させ、ニキビ跡になってしまうことも。
赤くなったニキビをつぶしたり、ひっかいたりするのは絶対にやめましょう。雑菌が入り、化膿を起こすと後が残ってしまう恐れがあります。大切なのはニキビを刺激しないこと。スクラブ剤や洗顔ブラシを使ったケアも控えましょう。
過剰なクレンジングや洗顔は、必要な水分や油分まで奪い、お肌の乾燥が促進され、余計に皮脂の分泌が盛んになってしまいます。皮脂を取りのぞこうと、ゴシゴシ洗顔するのはやめましょう。
また、オイルやバームなど、油分の多い化粧品は、毛穴を詰まりやすくするため、ニキビができたときには控えたほうが安心です。ニキビを隠そうとして、油分の多いリキッドファンデーションなどでカバーするのも、お肌への負担が多くおすすめできません。
さらに気を付けたいのが日焼けです。紫外線の影響で皮脂が酸化すると、ニキビが悪化することもあります。クレンジングや石鹸で簡単に落とせるお肌に優しいアイテムを使って、紫外線対策を怠らないようにしましょう。
- ニキビはつぶさない
- 過剰なクレンジングや洗顔は控える
- 油分の多い化粧品は使わない
- 紫外線対策をする
3.顎ニキビの予防方法
顎ニキビの原因は、乾燥によってお肌のターンオーバーが乱れることが原因の場合が多いため、まずは保湿ケアを念入りにして、お肌のターンオーバーを正常に保ちましょう。化粧水や乳液などのスキンケアアイテムは、低刺激で油分が少ないものを選びましょう。
お肌のダメージは睡眠中に修復されます。これは寝ている間に分泌される「成長ホルモン」が、お肌のターンオーバーを促してくれるからです。寝不足が続くと、このホルモンの分泌量が低下し、ターンオーバーの乱れを招きます。良質な睡眠のためにも、規則正しい生活を心がけましょう。適度な運動や入浴は、ストレス解消やホルモンバランスのキープにも役立ちます。
顎ニキビの予防は内側からのケアも大切です。動物性脂肪や糖分を控え、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。中でも美肌作りに欠かせないのが、皮脂のバランスを整える「ビタミンB2」とお肌のターンオーバーのリズムを改善する「ビタミンB6」。レバーや卵、大豆製品などに豊富に含まれています。紫外線やストレスなどのダメージからお肌を守り、コラーゲンの生成に役立つ「ビタミンC」も積極的にとりましょう。
また、顎や口元にできるニキビには、腸内環境が関係しています。食べ過ぎや飲みすぎに気を付けてきのこや海藻など、食物繊維の豊富な食材をとるようにしましょう。
- 保湿ケアを万全に
- 規則正しい生活と良心な睡眠を
- 栄養バランスのよい食事を
顎ニキビはさまざまな要因をもちます。お肌のお手入れや食事の栄養バランス、規則正しい生活習慣などを見直し、日々のセルフケアを心がけるようにしましょう。