- 2019.09.23
- スキンケア
幹細胞コスメの効果とは
今、化粧品業界でも幹細胞コスメがすごく注目を浴びています。
幹細胞コスメとは一体どういった物でしょう？
- 幹細胞とは？
- ヒト幹細胞と植物幹細胞の違い
- なぜ肌の老化に幹細胞培養液が良いのか
- コスメなどに入っている幹細胞
1.幹細胞とは？
まず幹細胞とは簡単に説明すると“どんな臓器でもつくることが出来る”細胞です。
・自分と同じものを、分裂して自分と同じ細胞を増やす能力 ＜自己複製能＞
・異なる機能を持つ細胞へ ＜多分化能＞
と大きく分けて2つに分けられます。
2.ヒト幹細胞と植物幹細胞の違い
次に幹細胞はヒト幹細胞と植物幹細胞とがあります。
ヒト幹細胞は人から採取した幹細胞ですが、コスメに使用されるのは「幹細胞を培養した液（培養液）」です。
現在市場に出回っている幹細胞コスメは「ヒト脂肪幹細胞培養液
」配合の物が多いです。
次にヒト幹細胞のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリットはアンチエイジングに高い効果が期待でき、副作用やアレルギー症状がおきにくい
安全性が高い
デメリットは大量生産が難しい。価格がやや高くなりがちな点です。
植物由来の幹細胞は、メキシコイトスギや腐らないりんごと言われる「ウドラー・スパトオラウバー」というりんごなど生命力の強い植物から抽出した幹細胞を利用したものですbr>
“リンゴ幹細胞由来成分などがこれにあたります。
植物幹細胞のメリット・デメリットは以下の通りです。
アンチエイジングに高い効果が期待できる。
安全性が高く比較的安い
植物幹細胞のデメリット
植物の幹細胞と人間の幹細胞では構造が全く違うので、植物由来の成分が人にどう作用するかわからない部分も少なくはありません。
肌細胞が活性化するかは個人差もあります。
3.なぜ肌の老化に幹細胞培養液が良いのか
40代以上の女性の肌トラブル・悩みは皮膚細胞の老化によるものが大きく関わっています。
そのトラブルを解決するには、皮膚細胞のターンオーバーを促進させることが重要です。
ターンオーバーの正常期間は「28日」と言われていますが、年齢肌になるとターンオーバーは40日周期まで延びてしまう方もいます。
皮膚細胞に栄養を与える事も大切ですが、細胞自体が弱ったままだと、栄養を与えてもまたターンオーバーの乱れにつながってしまい、肌トラブルを改善する事は難しい状況です。
幹細胞は色々な細胞を作りだすことができる”お母さん細胞“とも言われています。
“お母さん細胞”を元気にする事でお母さん細胞から生まれる子供の細胞も元気にすることができます。
それが肌トラブルの改善につながります。
また、幹細胞培養液には細胞が分裂する際にさまざまな成長因子が濃縮されており、他のの細胞と情報を交換する沢山の成分が含まれていて、細胞を活性化する働きがあります。
結果的にお肌のターンオーバーを整え、抗酸化能力の増加や、タンパク質の増加にも繋がります。
シミやしわ、薄毛を改善し、傷なども回復してくれます。それらがお肌の若返りを助けてくれるのです。
4.コスメなどに入っているヒト幹細胞培養液の種類
市場で展開されているヒト幹細胞培養液入りコスメは主に脂肪幹細胞培養液配合が多く出回っていますが、神経幹細胞培養液入りコスメも出てきます。
ヒト幹細胞培養液のすごいところは、症状ごとに特化したアプローチが出来るところです。
- ”脂肪幹細胞“→細胞成熟促進、コラーゲンとの相性がよく、ハリや弾力に関わってくる
- ”真皮幹細胞“→皮膚再生や若返り
- ”骨髄幹細胞“→傷ついた細胞修復・再生・免疫増強
- ”表皮幹細胞“→お肌のハリや弾力のもとになるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる線維芽細胞を活発にする
- “神経幹細胞”→→シミの原因となるメラノサイトや卵子が胎児になっていく過程で全ての細胞の成長に関わる
- “羊水幹細胞“→最も優れた幹細胞と言わしめている羊水幹細胞
この羊水幹細胞は肝機能や筋肉などを作る幹細胞の基となる希少な細胞です。
この羊水幹細胞培養液はスキンケア用品としては元々はアレルギーやアトピー緩和のために作られました。
また、バリア機能が不安定になっていたり、幹細胞コスメを使用してお肌の細胞が活性化される事により起こるひりつきや赤みや剥離などのリアクションや肌トラブルの炎症を抑えて、お肌の免疫を向上させながらアンチエイジング効果を得る事ができます。
繰り返すお肌のトラブルやなかなか改善しないお肌のトラブルがある方、年齢的にお肌のお悩みをお持ちや、お肌の細胞から元気になりたいなと感じていたら一度試してみる事をお勧めします。
ヒト幹細胞培養液はお肌の各トラブルに特化したアプローチができるので、肌トラブルの根本的改善につながります。
