1.パラベンとは？

フェノキシエタノールやパラベンは防腐剤として使われる成分の１つです。

パラベンはパラオキシ安息香酸エステルが正式名称です。酵素やカビに対して抗菌効果を発揮すると言われています。
また、パラベンは皮膚の常在菌の中の悪玉菌の1つでもある黄色ブドウ球菌にも抗菌効果を発揮します。
一方、常在菌の1つでもある表皮ブドウ球菌にも抗菌効果を発揮するので、これが厄介と言われています。
それは、ブドウ球菌はお肌を一番良い状態と言われている弱酸性のお肌にします。
また、顔ダニのバランスも正常な状態をキープします。ブドウ球菌がいなくなれば、ニキビの原因となるアクネ菌などが増えてニキビの原因となります。
また、悪玉菌が優位な状態がずっと続くと、赤身や乾燥によるかゆみといった別の問題を引き起こします。
かつては、パラベンの配合濃度も高く、刺激性への懸念もありましたが、現在では研究が進み安全性や品質が向上するとともに、パラベンの配合濃度も低下しています。

2.フェノキシエタノールとは？

エタノールと記載がありますが、アルコールとは性質が異なっています。
フェノキシエタノールはパラベンより殺菌力や刺激性が弱いです。
またパラベンが効きにくい微生物緑膿菌に有効です。
微生物緑膿菌とは常在菌の1種で免疫力が普段ある状態では何も悪影響はありませんが、肌の免疫力が落ちている時は皮膚の炎症を引き起こす場合があります。

フェノキシエタノールは、細菌に対して、菌膜破壊、細胞質成分の漏出、組織破壊によって抗菌力を発揮します。
つまり、防腐効果を発揮することで化粧品の品質を守るのです。

3.防腐剤を入れることのメリット

エイジングケア化粧品をはじめどんな化粧品も一旦開封すれば、人の手に触れたりすることで、外からの微生物が入るリスクが発生します。
そのため、化粧品の品質を守るためには、防腐剤を配合する必要があります。
フェノキシエタノールほか防腐剤には、少し刺激性や毒性がありますが、お肌のトラブルの原因とならない必要最低限の量を配合することで、化粧品の品質を維持しているのです。
これがフェノキシエタノールの基本的なはたらきであり、配合のメリットです。
市場に出回っているスキンケアシリーズの防腐剤ですが、配合基準値以下の濃度(1%以下）で配合されています。

4.何故、リアボーテのメーカーは防腐剤入りの化粧品の使用を控えるように言っているか

リアボーテトリートメントシリーズはレストセルトリートメント以外基本的に活性型のトリートメントです。
このメーカーの美肌つくりのコンセプトとして、「お肌の常在菌の育成」があります。
肌の常在菌のバランスが崩れる事でニキビ肌や敏感肌の原因となるので、ボーテラボのリアボーテクレアスキンシリーズはお肌の常在菌を育てる成分が豊富に配合されています。
(化粧品の基材自体が常在菌のエサ、美容液になっています）

その成分が防腐剤と相性が悪く、結果常在菌が育たずに肌トラブルの改善に至りません…
お肌の常在菌が育たないと、皮脂の多い小花の横などにできる発疹で、かゆみや赤み、ニキビなどの炎症を引き起こします。

そのため、リアボーテトリートメントのメーカーは公式サイトにも以下のように記載しております。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

特に注意する事柄としてリアボーテハーブトリートメントを含め、ピーリング剤、常在菌の関係でフェノキシエタノール（防腐剤）、パラペン類（防腐剤）入り、強アルカリ性の品とは相性が悪いです。ご注意ください。

また、現代の日本は食品添加物や薬の使用、アレルギーの増加、生活習慣の乱れやストレスにより、間違った肌のスキンケア以外にも常在菌が育ちにくい環境の為、敏感肌の増加や若い頃からの肌トラブルの原因になっています。
その為、こういった状況の中、知らずに防腐剤入りのスキンケアシリーズを使用する事でもしかすると肌への負担が蓄積されているのかもしれません。

また、これはリアボーテの公式Instagramアカウントでも発信されてお防腐剤を処方する事により、施術商材やリアボーテクレアスキンシリーズの化粧品に配合されている美容成分を壊してしまう可能性もあります。
ここのメーカーは防腐剤を配合する代わりに何十種類もの植物エキスを配合しています。これにより、何十種類もの植物エキスが防腐・殺菌できる菌に対してアプローチをしています。