- 2019.05.15
- スキンケア
化粧水と美容液と乳液やクリームの違いについて
スキンケアアイテムには化粧水、美容液、乳液などありますが、それぞれどういった役割があるのかをまとめてみました。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液とクリーム
1.化粧水
化粧水は多くの人が、肌にうるおいを与えるアイテムとして、真っ先に思い浮かべると思います
化粧水を塗布した直後は肌に水分が浸透していくような心地よさがあります。
しかし、市場に出回っている化粧水の成分のほとんどは「水」で出来ております。
たっぷりつけても、時間とともに水分は蒸発し、失われてしまいます。
肌の内部に潤いを留めるためには保湿成分が必要ですが、化粧水に配合されるのは、水溶性のものに限られてきます。
化粧水にスキンケア効果を求めるなら、保湿よりアンチエイジングに注目しましょう。
化粧水に含まれる有効成分としては、下記の3種類があげられます。
- 抗酸化成分(肌の老化防止に役立つ成分のうち、水溶性のもの)
- アンチエイジング成分(ビタミンC誘導体やナイアシンなど)
- 保湿成分(肌の水分保持に役立つもの。ただし、配合できる保湿成分の種類や濃度が限られる)
2.美容液
美容液とは、肌に良い成分がたっぷりと含まれているスキンケアアイテムの事です。
ひとくちに美容液といっても、テクスチャーや効果は様々です。
毎日のケアに使うなら、まずは保湿効果のある美容液を基本の1本にしてみてはいかがでしょうか。
(乾燥はお肌トラブルの素です。⇒こちらのブログもご覧ください。乾燥肌かどうかを調べる方法と乾燥肌を改善する方法とは?)
保湿成分ですが、市場に出回っているスキンケアアイテムの中で選ぶとしたらセラミド配合の美容液が最も保湿力が高く、お勧めです。
セラミドは肌表面にある角質細胞同士をつなぎとめる脂質の1種です。
水と結びつく性質があり、すぐれた潤いキープ能力を発揮します。
セラミドは化粧水に配合されにくい為、ほどよく油分を含む美容液などから補うのが効果的です。
また、保湿以外にも、美白、アンチエイジングなど色々な効果を持つ美容液があります。
美容液に含まれる有効成分としては、下記の3種類があげられます。
- 保湿(うるおいをとどめ、しっかりとした肌を保つ。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン)
- 美白(メラニン色素がつくられるのを防ぎ、シミを予防する。アルブチン、るしのーる、ビタミンc誘導体、トラネキサム酸)
- アンチエイジング(コラーゲンをふやす、活性酸素から肌を守るなどの働きで、シミやシワなどの老化を予防する。ビタミンc誘導体、ナイアシン、レチノール)
テクスチャーも様々な物があります。
肌に比較的優しいのはサラッとしたジェルタイプです。
固いゲルには肌への刺激が強い増粘剤が含まれている事があります。
うるおいキープのために使う保湿美容液は、ケチらずにたっぷりつけるのが基本です。
3.乳液とクリーム
クリームよりもサラッとしたテクスチャーです。
クリームと共に、肌に油分を補うためのアイテムです。
肌の表面に油膜をつくって潤いを閉じ込めると良いと言われていますが、肌のうるおいをキープするのは油分ではなく、肌内部で水分を抱え込むセラミドの成分です。
クリームや乳液などに含まれる油分は肌のうるおいというより潤滑油の働きを持ちます。
動きの激しい目元や口元にクリームを部分づけでも良いです。
皮脂の分泌量は40代前後頃から減ってきます。
肌にツヤがなくなってきたと感じたら、つける範囲を広げていきましょう。
市場には様々なスキンケアアイテムが出回っていますが、一番大事なのは、きちんとメイクを落として、きちんと保湿をする事が大切です。
手持ちのスキンケアアイテムで、どれを選んだら良いかわからない人はまずはセラミド配合の美容液を選んでみる事もお勧めします。