- 2019.11.27
- スキンケア
クレンジングと洗顔
女性のほとんどが普段お化粧をしていると思いますが、きちんとクレンジングや洗顔はできているでしょうか?
アイテムもたくさん、タイプも色々とあるので選ぶのも難しいですよね。
- 洗顔の必要性
- クレンジングの方法(ご自分でする方法)
- 洗顔方法
- クレンジングの種類
クレンジングは主に油性の汚れをおとしてくれます。
なぜ必要なのでしょうか⁇
お化粧品の主な成分は油性です。
洗顔では落としきれない油性を界面活性剤という成分がメイクをおとしてくれます。
それに加えて皮脂や毛穴の汚れ、角栓、黒ずみ、汗なども落としてくれます。
クレンジング成分は主に油と界面活性剤でできています。
界面活性剤は悪いものよくいわれていますが、ファンデーション等の化粧品は基本的に油でできているため、水ではおとすことができないのです。
界面活性剤は水や油を混ぜあわせるためにお化粧をお湯や水で洗い流すためには必要な成分なのです。
1.洗顔の必要性
では洗顔の必要性とはなんでしょうか?
洗顔は汗やほこり、主に水性の汚れを落とします。
洗顔料の成分はエタノールです。
肌の引き締めやにきびの炎症予防に効果的です。
また、グリセリンも使用されており、これは保水力が高く、人間の体内にも含まれることから安全性の高い成分です。
洗いあがりはしっとりです。
ここで、肌の基本的な構造を説明します。
肌はコラーゲンなどでできた弾力のあるマットレス状の層の上に細胞が石垣上に積み重なってできています。
マットレスの部分は真皮、皮膚の弾力やハリなどに影響する重要な土台の部分です。
その上の石垣上の部分は表皮といい肌の一番外側で、水分の蒸発や外界からの異物の侵入を防ぐにバリアの役割を果たしています。
この細胞を傷つけないようにきちんと汚れを落とすことがクレンジングの要となってきます。
2.クレンジングの方法(ご自分でする方法)
次にクレンジングの効果的な方法についてご説明します。
1.規定量の半分を皮脂の多い部分からのせていく
2.指の腹を使い、軽くメイクとなじませていきます。(くるくる優しくなじませます。)
3.残っている半分の量を他の部分にのせ、なじませていきます。
4.最後に口元や目元など、最も皮膚が薄い部分に丁寧になじませていきます。
5.人肌程度のぬるま湯でゆすぎます。
6.このあとの洗顔で完全におとします。
(クレンジングは肌に負担をかけてしまうので、この間1分以内で終わらせましょう。)
やってはいけないこと。
・ごしごしこする。(皮膚の表面が傷つき肌あれの原因に)
・クレンジング量を規定量より少なめで使う。(肌に充分になじませにくくなり、お肌を傷つけてしまいます。)
・時間をかけすぎる(お肌の潤いをとってしまいます。)
・熱湯や冷水ですすぐ。(熱湯だと潤いが蒸発し、乾燥を促してしまい、冷水だと、油が残ってしまいます。)
3.洗顔方法
1.まずぬるま湯で顔を濡らす。
2.洗顔料を泡立てる。水を足しながら空気をふくませるように泡立てます(泡立てネットを使うと簡単にできます が、濃度が濃くなるので適正の水の量を加えてください。)
3.皮脂の多い部分に泡をのせていきます。くるくると円を描くように、汚れとなじませます。
4.残っている部分にあわをのせ、くるくると優しくなじませます。
5.ぬるま湯でこめかみや、フェイスラインまですすぎ残しのないように、充分に洗い流しましょう。
洗顔も1分から1分30秒以内で行いましょう。
やってはいけないこと。
・泡立てが足りない。(濃度が高くなる、摩擦の原因にもなる。)
・ごしごしこすりすぎない。(泡を使って汚れを落とす。)
・すすぎ不十分(生え際などのすすぎ残しは肌トラブルの原因になります。)
4.クレンジングの種類
☆クレンジングシート
コットンやペーパーシートにクレンジング剤をしみ込ませたもの。
メリット:遅い時間に帰宅して、手軽にメイクを落としたいとき、時短で便利。
デメリット:拭き取りタイプなので肌への負担が大きい
☆クレンジングオイル
落ちにくいファンデーションやウオータープルーフの日焼け止めや、しっかりとしたメイクの場合、クレンジングオイルがオススメです。
メリット:スルッと時短でメイクとなじませて落とすことができます。
デメリット:界面活性剤が多いので肌に負担が大きいです。
☆クレンジングリキッド
ウオーターベースのクレンジング。水のようにさらっとしたテクスチャー。さっぱりとした使い心地
メリット:水のようなのでべたつき感が苦手な方は良い
デメリット:界面活性剤をたくさん含むものが多いので肌に負担
☆クレンジングジェル
ジェル状のテクスチャー。さっぱりとした洗いあがりなど、リキッドタイプと似た特徴を持っている。
メリット:ジェルの感触が弾力となり、手と肌の間でクッション代わりになります。
デメリット:界面活性剤が多いものもあるので肌への負担
☆クレンジングクリーム
適度な油分を含み、肌へのやさしさとメイクオフ力を兼ね備えている。
メリット:界面活性剤が少ないので、肌のことを考えたら一番優しい。
デメリット:洗浄力は緩やか、クリームの感触が苦手な方もおられるので、そういった方からするとデメリットになります。
☆クレンジングミルク
乳液のような感触。
肌には優しいものの、水分が多いため、メイクを落とす力は弱い。
薄いメイクの方向け。
頑固なポイントメイクは専用のリムーバーを使いましょう!
マスカラや口紅などは専用のリムーバーを使用するのが良いです。
落ちにくいものは、専用のリムーバーを使用することにより、肌への負担が軽減されます。
マスカラはメーカーによって色々な種類があるので、リムーバーでは落とせない物もあります。
そういう場合は同じメーカーのものを使用してください。
クレンジングと洗顔とはそれぞれ意味が違います。
しっかり理解した上で、自分のメイクの厚さがどれくらいなのかを見極め、そのメイクに見合ったクレンジング剤を選び、肌に負担をかけないように、洗顔方法など見直して健康なお肌へと導くために実践していきましょう。