大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

紫外線ケアを怠ると肌にどういう影響を及ぼすか

気温も上がり、紫外線の量も増えてきましたが、紫外線ケアを怠ると肌老化の原因になります。
紫外線ケアを怠るとどうなるのでしょうか?

  • 紫外線について
  • 紫外線による「光老化」を防ぐには
  • 日焼け止めに表示されるSPF・PAとは?
  • レジャー、スポーツ、お買い物…シーン別・日焼け止めの選び方
  • 紫外線吸収剤の落とし穴
  • 日焼け止めで肌が荒れてしまう方

1.紫外線について

紫外線はシミやしわを作ったり、肌老化を早める原因となります。
可視光線や赤外線と違って、紫外線は暑くもまぶしくもないので、意識してケアしないといけません。
紫外線はA波、B波、C波にわかれます。
この中でC波は地上にほとんど届きませんが、オゾン層の破壊によってわずかに地上に届いているともいわれます。

・A波(UV-A)
320~400ナノメートルの波長を持ち、長波紫外線ともいわれます。
エネルギーは弱いがジワジワと肌深部に浸透し、サンタン(肌が黒くなること)やたるみやしわを引き起こします。
雲を透過しやすいので、曇りの日でも照射量はあまり減りません。
紫外線の量は春から夏にかけてがピークですが、このUV-Aは1年中降り注いでいます。

・B波(UV-B)
280~320ナノメートルの波長を持ち、短紫外線ともいわれます。
エネルギーが強くサンバーン(赤くなってひりひりすること)やシミ、そばかすをおこす原因となります。
A波同様、コラーゲンの老化を引き起こします。

この状態を「光老化」と言います。
UV-B波の紫外線量は4~9月が要注意です。

2.紫外線による「光老化」を防ぐには

この光老化を防ぐには、紫外線ケア=UVケアをすることが大切です。
UVケアとして必要なのは日焼け止め、お顔にはファンデーションやパウダーを塗布する事が大切です。
日焼け止めは汗、水、皮脂、タオルやハンカチによる摩擦でその効果は少しずつおちていくもの。
紫外線から徹底的に肌をまもりたいなら、2時間おきにこまめに塗りなおすとUVケア効果をしっかり持続させる事ができます。
ファンデーションやパウダーには、紫外線錯乱剤と同じ働きがあります。
日焼け止めに比べて肌の負担にならず、やさしく紫外線を防ぎます。

3.日焼け止めに表示されるSPF・PAとは?

SPFとは?
紫外線のB波を防ぐ効果の高さを2~50の数値で示したものです。
肌に何も塗らないときにくらべて、日焼けが起こるまでの時間を何倍にのばせるかを表しています。

PAとは?
紫外線のA波を防ぐ効果の高さを3段階で示したものです。
「+」の数で表示され、数が多いほど効果が高いです。

  • +→やや効果がある
  • ++→効果がある
  • +++→非常に効果がある

4.レジャー、スポーツ、お買い物…シーン別・日焼け止めの選び方

炎天下でのレジャーと買い物に出かける程度の外出とでは、紫外線ダメージリスクは大きく異なるため、日焼け止めの強度も変わってきます。
長時間紫外線にさらされる炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどを楽しみたいときには、SPF50+、PA++++の国内最高値のUVカット効果を持った日焼け止めがおすすめ。
汗や水に強いものを選び、こまめに塗りなおすこともポイントです。
ウォーキングなど、屋外で短時間スポーツを楽しむ場合は、SPF30・PA+++程度でも十分紫外線から肌を守る事ができます。

5.紫外線吸収剤の落とし穴

UVケアとして使われる一般の日焼け止めの多くには『紫外線吸収剤』が使用されています。
しかし、『紫外線吸収剤』が肌荒れの原因となってしまう事もあります。
この紫外線吸収剤は、酸化チタンや酸化亜鉛が入っている事も多く、こすると肌に対して悪影響を及ぼすこともあります。
たとえると細かいタワシで肌をこすっているようなものです((+_+))
また、この酸化チタンや酸化亜鉛は塗ると白く浮いてしまう事もあります。
これは鉱物成分によるものです。

6.日焼け止めで肌が荒れてしまう方

日焼け止めで肌が荒れてしまう方は、紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めを選ぶのもオススメです。
紫外線吸収剤よりも刺激が少ない紫外線錯乱剤入りの日焼け止めを選ぶのも1つの方法です。
UV-AやUV-Bともに反射させますが、汗に弱いのでこまめな塗りなおしが必要です。
また、紫外線吸収剤をコーティングすることにより肌負担を軽減できるようにした日焼け止めを塗るのも1つの方法です。

紫外線による肌ダメージは蓄積されていくものなので、短時間でも紫外線を浴びれば、その分だけ肌ダメージもわずかながら進みます。
春や夏だけでなく、年間通して紫外線ケアをする事が大切です。