大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

冬を迎える前に!プロが教える秋の乾燥肌対策

夏は紫外線による肌ダメージを受けやすく、冬になると肌の老化を速める「乾燥」に注意しなければいけません。
そこで、大切になるのが「秋のスキンケア」です。
夏でお疲れ気味の肌をしっかり癒して、冬が訪れる前にしっかり肌対策を始めて、しっかり保湿をして潤い肌にしていきましょう。

  • そもそもなぜ秋はトラブル肌が出やすいの?
  • お肌はなぜ乾燥肌を引き起こるのか
  • 乾燥肌を招く原因は
  • カサつき・乾燥肌を改善するためには

1.そもそもなぜ秋はトラブル肌が出やすいの?

多くの方が肌トラブルを起こしやすい「季節の変わり目」。
紫外線にさらされる機会の多い夏が終わり、空気が乾燥し始める秋頃は、特にトラブルの起きやすい時期なのです。
その理由は、夏の紫外線、気温の低下による肌の水分量や皮脂量の低下などにより、肌がダメージを受けやすくなってしまうためです。
東京都の2016年の月ごとの平均湿度と最低湿度をグラフにしてみると、ちょうど9月から10月までに平均湿度がガクッと下がっています。
ちなみに、肌が乾燥してしまう湿度とは、60%以下だといわれています。

2.なぜ乾燥肌は起こるのか

皮膚のターンオーバーが乱れて、バリア機能が低下してしまうことにより乾燥肌は起こります。
肌の乾燥に大きく関わるのは、皮膚の一番外側にある「角層」部分。
この部分は0.02mmととても薄いのですが、外の刺激から守るバリアとして重要な役割を果たしています。
この角層のもとになる細胞は、次々と新しいものができては最終的に角質細胞となり、バリアとしての役目を終えると垢となってはがれていきます。

しかし、皮膚のターンオーバーがうまくいかなくなるとバリア機能が低下し、肌内部の水分をどんどん蒸発してしまいます。
外部からの紫外線や大気汚染なども内側に侵入させ、乾燥肌が悪化してしまうのです。

「肌がピリピリするな」というのも、外部からの刺激物によって肌の内側で炎症が起こっている証拠です。
放っておけば肌の老化が加速します。たかが肌荒れと思いがちですが、危機的状況なのです。

3.乾燥肌を招く原因は

乾燥肌を招く原因は大きく3つの理由があります。

・洗い過ぎによる皮脂の取りすぎ
・紫外線によるもの
・ターンオーバーの乱れによるもの


肌は0.02mmのラップのような薄い角層と、自分で出した皮脂膜で乾燥を防いでいます。
強い洗浄力の洗顔料や、お湯での洗顔は皮脂を取りすぎて、細胞間脂質(天然の保湿成分)まで洗い流してしまうこともあります。

肌の悩みの大きな原因は、もちろん皆さんもご存じかと思いますが、「紫外線」です。

紫外線には3つの種類があり、UV-A・UV-B・UV-Cとありますが、この中で私たちの肌に届くのはUV-AとUV-Bです。
UV-Aは波長が長く真皮層まで届きます。
UV-Bは波長が短く直接届くのは表皮までです。でも肌に与える影響はUV-Bのほうが強く、日焼けを起こす力はなんとUV-Aの600~1000倍!!
シミやクスミの原因となったり真皮への影響もUV-Bの方が強いです。


紫外線ケアについてはこちらのブログもご覧くださいませ。
うっかり日焼け!日焼けをしたらどうする?アフターケアはどうするか

肌は表皮の基底層で一生つくり続けられています。
基底層でつくられた肌は約28日間かけてゆっくりゆっくり外へと近づいていき、最後には角層~垢になって剥がれ落ちていきます。
でも乾燥してしまうと、肌はこれではいけないとターンオーバーのリズムを早め、十分に水分を含めない細胞をドンドンつくってしまいます。
それがさらに肌を乾燥させ、カサつきを強めることになっていきます。
また、年齢とともに、汗や皮脂の分泌量は減ります。
特に女性は20代を過ぎたあたりからどんどん減り始め、40代ではなんと平均的に20代の半分まで皮脂の量が減ってしまうのです。

4.カサつき・乾燥肌を改善するためには

洗顔やメイク落としのあと、洗い上がりがつっぱるのは、必要な皮脂まで洗い流してしまっているサインです。
洗顔料を使うのは夜だけ、あまり汚れていない朝はぬるま湯だけで洗うなど、洗顔は肌のコンディションに合わせて調整をしてください。
刺激の少ない良質なクレンジングを選び、洗顔後は速やかに 化粧水などでたっぷり水分を与えましょう。
リンパの流れを良くするマッサージも、こすっては逆効果です。
肌表面を指が滑らかにすべるくらい、マッサージクリームをたっぷりつけましょう。
お顔のマッサージについてはこちらのブログもご覧くださいませ。
たった3分で小顔を実現☆メイク前のお顔のマッサージ

紫外線は肌をカサカサ乾燥させ、「シミ」や「シワ」など肌のさまざまな悩みの原因になります。。
また、紫外線にも季節や天候や時間によって、降り注ぐ量も全然違うのです。


体の内側からも保湿ケアをする事も大切です!
緑黄色野菜や必須脂肪酸を取り入れて、保湿力を高めるために、意識したい栄養成分があります。
まず、角質細胞内の天然保湿因子「NMF」はアミノ酸でできています。
アミノ酸はたんぱく質の源なので、肉や魚などのたんぱく質を取り入れることはとても大切です。
また、角質細胞をつなぐ「細胞間脂質」を構成する成分のひとつがセラミド。
セラミドは必須脂肪酸によって作られるので、必須脂肪酸を含む食品もほどよく取り入れたいところです。
さらに、ビタミンの摂取も必要です。
以上をもとに、保湿力アップのためにぜひ取り入れたい食材はこちらです!

  • アボカド…必須脂肪酸を豊富に含み、さらにNMFの生成をうながすビタミンAも含んでいます。
  • サーモン…アミノ酸とオメガ3脂肪酸を豊富に含む食材です。
  • くるみ…細胞膜の酸化を防ぐビタミンEとオメガ3脂肪酸を含んでいます。
  • 緑黄色野菜…ほうれん草やにんじん(βカロチンは体内でビタミンAに変換)、赤や黄色のパプリカはビタミンCを含みます。

秋は一気に気温が下がり、体だけでなく、肌も乾燥によるダメージが出てくる季節です。
今のうちにしっかり乾燥対策をして、寒い冬にも負けないツヤツヤなお肌を維持できるようにしていきましょう(^^)/