- 2019.08.16
- ボディケア
大胸筋をちょっと◯◯するだけで肩凝りが…
パソコンやスマホの普及により、肩こりや首こりに悩まされる方が多くなり、肩や首をマッサージされる方も多いと思います。
首や肩をマッサージしても改善が見られない方は腕・わき・胸の筋肉(大胸筋)の疲労・固まりから来ているケースがあります。
そのような場合は、腕・わき・胸の筋肉(大胸筋)へのアプローチをされる事をオススメします。
- 肩こりと首こりの要因
- 意外と知らない「腋窩(えきか)リンパ節」
- アロマトリートメントで大胸筋の疲れを緩和させる場合
1.肩こりと首こりの要因
それぞれ、筋肉疲労・筋肉が収縮した状態が続く事によって、起こりますが、
肩こりは主に僧帽筋・三角筋の部分をマッサージする事が多いと思います。
それに加えて凝り固まりやすいのが、肩甲骨の真ん中あたりの棘下筋という筋肉。
腕と背中のつなぎ目にある筋肉で、肩関節の安定性を保つ働きをしています。
この棘下筋は意外と張っている方が多く、この筋肉が凝り固まったままだと、将来的な四十肩、五十肩の原因にもなってしまう可能性があるので、緩めておきたい筋肉の1つです。
首こりは肩こりと同じように僧帽筋もそうですが、首の付け根の筋肉でもある後頭下筋群(頭を支える筋肉です)、頭と鎖骨を繋ぐ胸鎖乳突筋、肩甲挙筋の緊張によって不調を感じられる方が多いです。
肩と首の筋肉は胸元の大胸筋、腕の筋肉につながっています。
この大胸筋はうつむき加減の姿勢により、伸び縮みする具合が違いますが、同じ姿勢でい続けると縮みっぱなしになってしまい、凝り固まってしまいます。
大胸筋が縮みっぱなしになると、肩こりの他、うでのむくみ、四十肩、五十肩を引き起こしてしまいます。
2.意外と知らない「腋窩(えきか)リンパ節」
大胸筋の近くに「腋窩(えきか)リンパ節」」があります。
腋窩とは、わきの下のことです。
ここにはリンパ節があり、首や肩、腕からのリンパ液の出入り口となっています。
出入り口が詰まっていてはリンパの流れは当然滞ってしまい、せっかくのトリートメント効果も薄れてしまいます。
また、腋は肩や腕の筋肉とも繋がっている部位でもあるので、リンパや血液の流れが良くなると、肩周りの筋肉も柔らかくなります!
その理由はリンパ節は老廃物を濾過してくれるフィルターのようなものなのでそこがつまってしまうとリンパの流れが悪くなりコリやむくみ、だるさがなかなか取れずに悪循環になってしまいます。
腋窩周辺の筋肉を緩めながらリンパを流していくと周辺の肩甲筋肉が柔らかくなり、肩甲骨も動きやすく、身体が軽くなるからです。
また、腕の疲れも肩や首こりの原因の1つです。
上腕二頭筋の疲れも放っておくと慢性的な肩こりや首こりにつながります。
腕からくる老廃物も最終的に腋窩リンパ節の詰まりを引き起こすので、やっぱり腋窩リンパ節の老廃物をしっかり流してあげる事は非常に大切です
リンパ節についてはこちらのブログもご覧くださいませ。リンパトリートメントとはマッサージと何が違うか
3.アロマトリートメントで大胸筋の疲れを緩和させる場合
痛みのポイントだけではなく、その痛みがどこからくるかによってアプローチ方法も変わってきます。
凝る部分は同じですが、原因が違うので使っていく精油も変えていったりもします。
・肉体酷使型
コンピューターや車の運転で、長時間同じ姿勢を取り続けたり眼を酷使することで起こります。
筋肉疲労を緩和させる精油がオススメです。
ブラックペッパー、ローズマリー、ジュニパー、ペパーミント、マージョラム等がオススメです。
・冷え性型
もともと冷えやすい身体、クーラーの吹出し口の直下や近くにいて身体が冷えることで起こります。
身体を温める精油がオススメです。
ジンジャー、レモン、ローズマリー、ブラックペッパー、ゼラニウム等がオススメです。
大胸筋や腕の筋肉を緩める事で、肩回りの筋肉の緊張も解れる事と背筋のバランスもとれるので、猫背の解消にもつながります。
首や肩のマッサージだけでなく、上半身全体をケアしてみる事が慢性的な首や肩のこりの改善につながってきます!